AIを用いてユーザーの意図を分類する検索アルゴリズムRankBrain(ランクブレイン)が近年のSEO

rankbrain(ランクブレイン)

RankBrain(ランクブレイン)と言われるGoogleが名付けたAI(人工知能)のマシンラーニング(機械学習)を用いた検索のアルゴリズム(問題を解決するための手順・計算方法)が既に使われている言葉や新しく生まれた言葉をAIが理解(学習)して、ユーザーが検索した(query=問いかけ)に対して最適な検索結果を表示できるよう日々変化しています。(検索順位が変わっています。)

Googleの理念は、「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである」と述べられています。

 

ユーザーインテントという言葉をご存知ですか?

検索する際にユーザーがどんな目的でワードを入力したのか?
「“ユーザーの意図”に合わせてGoogleは分類しますよ」いうのがユーザーインテントです。

intent(インテント)とは、意図という意味でクエリインテントもユーザーインテントと同じ意味合いで使われます。

ユーザーインテントは、ウェブ上にある無数のコンテンツをナビゲーション検索クエリ・情報検索クエリ・購入検索型クエリの大きく3つのクエリに分類して表示しています。
各クエリ毎に検索結果の表示形式が違うので分類されているのが目で見て分かります。

 

ナビゲーション検索クエリ

例えば、「近くのグッチ」で検索するとオーガニック検索の1番上に地図が表示されるので、ユーザーが店舗を探しているのだろうとAIが予測してナビゲーション検索クエリのパターンで検索結果を表示したことが分かります。

 

購入検索型クエリ
他にも「ロレックス サブマリーナ」で検索すると有料広告が表示されるので購入検索型クエリのパターンということが分かります。
コンテンツ(ウェブページ)をクエリで分けるというより、ユーザーの意図に合わせて検索結果の表示形式(クエリ)を変えています。

 

ナビゲーション検索クエリ:Navigational Search Queries(ナビゲーショナルサーチクエリ)

購入検索型クエリ
“特定のページ”を意図したクエリ(問いかけ=検索)

 

インスタグラムのログイン
スターバックスのメニュー
ウィキペディア

 

Goクエリとも言われています。

 

主に公式サイトを検索するクエリなので、公式サイト以外は検索上位に反映させることは難しいです。

 

情報検索クエリ:Informational Search Queries(インフォメーショナルサーチクエリ)

情報検索クエリ

“何かをする方法を学びたい”という意図があるクエリ(問いかけ=検索)

 

正しい歩き方
効果的なダイエット方法
手土産の渡し方

 

Knowクエリとも言われています。

 

3つの中でも1番、検索上位に反映させる可能性があります。
1番力を入れて取り組むクエリと言えます。

 

※動画が強い傾向があります。

 

購入検索型クエリ:Transactional Search Queries(トランザクショナルサーチクエリ)

購入検索型クエリ

“購入を検討している”という意図があるクエリ(問いかけ=検索)

 

ノート型パソコン
ロレックス サブマリーナ
ウブロ ビックバン

 

Doクエリとも言われています。

 

有料広告が大きく関わってくるので難しくなりますがロングテールで攻略して行くのがベターです。

 

覚えておきたいcitation(サイテーション)とは?

リンクがないURL=テキスト(https://outrigger.nagoya)をホームページに表示するケース
→RankBrainは、文脈からURLだと理解している

 

サイト名(OUTRIGGER名古屋)をテキストとして(URLは付けずに)ホームページに表示するケース
→RankBrainは、屋号もしくはサイト名だと理解している

 

他にも店舗名、商品名、電話番号、住所などのテキスト(ワード)をRankBrainは理解しています。

 

サイテーションによって、SNSの急上昇キーワードがSEOにとても有効になります。
今までは、ただのテキストで意味をあまり成さなかったものが、店舗名やテキスト(ワード)自体の意味を理解して文脈までGoogleが把握しているということです。
テキスト(ワード)を理解して的確に関連付けたり出来ます。

 

有名な話が「アメリカ大統領夫人」で検索すると検索結果がメラニア・トランプが表示されることです。

 

ひと昔前のSEO対策が成されていないソースコードのホームページも人気があったり公共性(権威)があるだけで上位に表示されるようになっています。

 

<豆知識>
ポジティブなサイテーションは、コンテンツとしての評価が高い(SEOに効果的)
ネガティブなサイテーションは、コンテンツとしての評価が低い(SEOに効果的でない)

 

RankBrainの最適化とは?

Googleがユーザーの検索を最適にしてくれているので今までのような“小手先のテクニック”のような手法は必要ありません。
上記で説明したユーザーの意図に合わせて検索結果の表示形式(クエリ)を変えているので、各クエリで相応しい情報をコンテンツに載せることです。

 

RankBrainの概要を把握しているWeb制作会社OUTRIGGER名古屋がお手伝い出来ること

1、Web制作会社が制作に関して出来ることは、クローラーに分かりやすいソースコードでホームページを制作して“クローラビリティ”を上げることです。
2、検索結果を上位表示させるためにするべきことをご提案が出来ます。

 

検索結果を上位に表示させるには、ユーザーにとって有益な情報(コンテンツ)が必要です。

 
例えば、ブログ記事などを書く際には“コンテクスト(文脈)がなければ検索インテント(意図)が発生しない”ということを前提に記事を作成します。
数年前から言われている、1記事1,500文字くらい必要と言われてきました。
現在は、300文字くらいでも大丈夫と言われていますが、文字数というよりコンテクスト(文脈)として成立しているかどうか?が重要です。
RankBrainは、テキスト(ワード)を理解(学習)しているので、どんな内容の文章か把握できるため以前より少ない文字数で大丈夫ということが予測できます。
(1記事の文字数は多いに越したことはないです。)